パチンコは確率勝負の世界である。１０００円当たりの回転回数からボーダーラインを算出して、「無制限札」をゲットしてから時給計算が発生するという理論は誰よりも理解しているつもりである。実際、「理由なく打つ。」という行為さえやめれば、確実に収益はプラスになる。そういう打ち方をし続けていた頃は、メチャメチャに儲かった。何日も同じ店に同じ機種をうち続けていれば、勝てる台が見えてくる。勝てる台、よくまわる台を一日ねばっていれば、確実にプラスになるという、地道な遊びなのである。特に確率の低い連チャン機や、ノーマル機、権利モノなどは、確実に勝てた。また、新装開店、新台入れ替えでは、負ける方が難しいくらいだった。ホントに地道な努力が必要だった。こまめに雑誌で情報を集め、機種ごとの釘のクセを見極め、ストローク調整でより回すコツをつかみ、その店の釘調整パターンをつかむ、新台入れ替え情報を入手するために店回りをする、新装の時は開店前に３時間は並ぶ・・・、などなど、するべき努力はヤマほどある。逆に言えば、簡単には勝てない遊びなのである。
しかし、そんな正攻法だけではない、攻略法、必勝パターンなどを自分で編み出すことが、パチンコファンの夢であった。それがたとえ、オカルトであろうが、信ずる者は救われる、の世界で、結構、オカルト打法に依存する人は多い。私だって、その一人。ここに付録として、記録しておきたいと思う。
なお、このこの攻略法は、決してなんの事実上の裏付けはなく、また、ほとんど今はない機種のため、あなたのパチンコ収支に、一切プラスにならないことを、明記しておきたい。
まず、台を選定したら、打ち玉のバラつきを見る。とにかく、両端に玉が集中しない台、バネにクセがない台、をしっかり選ぶことが基本であり必勝法である。しかし、ほんまに勝つなら、ねらい打ち打法「カニ歩き」だ。実際、稼げる役は小当たりではタンヨウ、大当たりでは一気通貫しかない。１０００円分打ってみて、その２役が盤面に出ない台はすぐやめて、別の台に行く。これを繰り返してゆけば、必ず、はやいうちに小当たり、大当たりがねらえる。また、あちこち打つうちに、ほんまに優良な台をみつけることもできる。大当たりすれば、そのまま一日勝負、また、バラつきの良い台を見つけたら、即、腰を落ち着けて勝負だ。
羽根モノは勝てる。釘さえ、きっちり読めれば間違いなく勝てる。しかし、そんな優良な台など、今時、そうあるものではない。羽根モノ全盛の当時は、ひたすら、「寄り」だけを重視していたようようよ思う。「泣き」と「寄り」のバランスで勝負が決まるのであるが、私は「寄り」一本で充分である、と思う。いかに、役モノの近くに玉が飛ぶか、それだけを試しうちで確かめれば良いと思う。見極め方のポイント、それは、１発目に泣いた時に、入るか入らないかである。ごく簡単。入れば、「この台はいける！」と確信を持って、攻めるのである。まさしく、一発信仰のオカルト・・・。まあ、さんざん、釘を見た後にだけ通用する手法ではあるが・・・。
３ 秘技、アレンジフィーバー「２連打ち」
本編にも書いた通り、小当たりの７の単発のあの０．３秒の役モノの開く間に、両サイドに玉を入れる達人の話を書いた。その見事さの真髄は、２連打ちなのである。一度、見せてもらったが、最初のストロークは、すべて２連打ちで、真ん中の釘をねらい、左右に玉がばらけるように打つのである。それを常にしていれば、いざ、役モノが開いた時に入る確率が高いとのことだった。私、永遠の少年は、ひたすら、練習した。・・・・・が、この打法は、通用する台が、少ないという欠点があった。天釘の微妙なバランスが必要であり、永遠の少年は結局、この技は習得できなかった、というより、そんな細かい釘の見極めはできなかったのである。
４ プリンセスを狙え「スローリーチ、連チャンパターン」
こんなもの、攻略法でもなんでもない素人の戯言である。つまり、プリンセスの絵柄でスローリーチに入って大当たりしたら、かなり高い確率で３連チャンが発生するという、ジンクスというか、おまじない的なものである。私が、このしょーもない説を、あちこちで話したせいか、結構信じている人も多く、実際、「信じる者は救われる」の世界で、結構、３連チャンをしたものが多かった。まあ、そんなに、何度も発生するパターンではないので、真偽を確かめるのも難しく、信じて熱くなったものが幸せ、というジンクスみたいなものである。後の、大工の源さんの炎はずれの「７７源」みたいなものである。あれは、絶対ウソです。２回あって、その後、ボロボロでした。
５ グランパス、中央７揃いは大連チャンパターン
これまた、簡単な、ジンクス。中央でビシっと７７７だと、連チャンセットが連続するという信仰のようなもの。実は永遠の少年、この台のしくみを知らない頃、この中央揃いが連チャンの決め手だと、勝手に信じていた、という理由だけで、この説を唱えた。そうとも知らず、私の話を信じていた友人は多い。まあ、これまた、炎はずれの「７７源」みたいなもの。確かめようもないほど、低い確率のパターンであり、「永遠の少年の言うことはウソばっかりや」というクレームはなかった。
これは、結構、信じていたなあ。まず、なんとなく普通絵柄で大当たりする。その後、上皿で、もう一度普通絵柄で当たる。そして、上皿を２回ほど入れ替えるころ、確変に入り、大勝ちするという黄金パターンである。つまり、２回、普通絵柄で揃う台は、次、必ず早々と確変に入る、と永遠の少年は信じていたのである。実際、そのパターンでエスケープUは何度も大勝ちしたし、そんな光景も何度も見た。パチンコ初心者らしきオバさんが単発連チャンで満足して帰ろうとするのを、引き留めて、「次、すぐに確変くるよ」とおせっかいにも言ったこともある。（恐い！！オカルト押しつけオヤジだ！！）不思議とその後、確変連チャン。オバさんにメチャメチャ感謝されて、コーヒーとタバコをごちそうにもなった。また、単発２回出て、帰った客の後をハイエナゲットして、確変を取ったことも何度もある。
実は、この黄金の「単、単、連」パターンは「ＣＲ黄門ちゃま」「ＣＲ大工の源さん」「ＣＲ竜王伝説」「ＣＲハッピーデート」「ＣＲ冒険島」「ＣＲヤッタルデー」「ＣＲギンギラパラダイス」「ＣＲ花満開」にも通用した。単、単と当たる台は、黄金台なのである。まあ、勝手に信じて楽しむ永遠の少年らしい、ジンクスであり、はずれたら、「あれ〜なんでやろ？」とか思っていたりした。どなたか、この「単、単、連」のパターン、賛同してくれる人おらんやろか？？？
この綱取物語にはいろいろな説が飛び交った。結構、信じられていたのが、朝イチモードは全台標準ではなく、天国３０％、標準５０％、地獄２０％に振り分けられてるという説であった。しかも、その天国台は決まっているとのこと。確かに、朝イチには、３割くらいの台が早々と出すことがある。出ない台は一日出ない。私も２５００円だけ持って、勝負に行って、朝イチ天国台有力候補と呼ばれる台で楽々、勝った記憶が何度もある。とにかく、初期投資なしで勝てる機種だと信じていたものである。しかし、この説を唱えた者が実は、朝イチ出目バラバラの、モーニングを手操作してる店で勝負していたことが判明。一気にニセ情報だと理解できた。じゃあ、あの３０００円以内で、いつも、楽々勝てたあの天国台（と信じられていた台）は、いったいなんだったんだろう？と疑問は残る。まあ、いいか（爆）。
この台は、大当たり後の保留玉でのリーチ出現が連チャンの条件だった。ということは、やたらとリーチがよくかかる台が連チャンがきやすいのでは、という仮説が成り立つ。試し打ちの中で、１０００円当たりの回転数とリーチ出現回数を良く数えていたものである。しかし、なんと、この攻略法は、後々、雑誌で解析されていた。出目の推移により、リーチが連続するモードがあるというような内容であった。リーチ回数を数えることは、台の調子をはかる目安となったわけであり、まんざらオカルトでもなかったようであった。
なぜか、平和のＣＲ機は一日中、大爆発することが多かった。特に「ＣＲ黄門ちゃま」「ＣＲハッピーデート」などは、一日中、出っぱなしだったという印象を持つ。私は、夕方には、いつもＣＲ機のシマへ行き、大当たりの多かった台を探して、運試しのように打っていた。不思議と確変が、あっという間にきて、楽勝だったという経験が多い。まあ、ひとつのジンクスのようなものではあるが、立派に攻略したような気分にはなれた。逆に三共や三洋の台は、朝爆発していない台が夕方から出るパターンが多かったように思う。まあ、ＣＲの３回継続タイプの機種は、ボーダー理論では勝てない機種のため、こういうバクチ的な勝負の方が案外良いのかもしれない。最近の新基準機も同じ。とても１／３６０、１／２確変、５回リミットでは、計算上勝つには１０００円４０回はいる。そんな台はないわけだから、朝爆発と夜爆発のどちらかをねらい、出たら、サッサと勝ち逃げするしかないように思う。
これは、パチンコ屋で知り合ったパチプロ某氏（と言っても、名前はもともと知らない）から、教えてもらった技である。ひとこと「ＣＲギンパラは確変になったら、保留玉３個以上つけるな」であった。それだけで連チャンは果てしなく続くというのである。つまり、３個以上の保留で発生する短縮画面を発生させなければ、奇数の大当たりが続くというのである。そのためには、ほとんど、単発回しが必要だった。だいたい、１０００円１８回以上の台しか座らないわけだから、ほっといたら、すぐに保留玉はたまる。ましてや、大当たり時の真ん中チャッカーに入れるときにどうしても、スタートチャッカーを通過してしまい、消化の段階で保留玉３個以上になってしまう。ひたすらの単発打ちという退屈で時間のかかる攻略法ではあるが、私の実戦上、ほぼ１００％、連チャンは継続したように思う。しかし、店によって、できないところも多かった。成功する店では、ほんまに１００％きた。たいてい７〜８回目で失敗したけど・・・。さて、このオカルト攻略の真偽は？？
この花満開の確変時は、決して止めうちなどをしてはいけない。ガンガン保留玉をつけて回すことが、３，７で連チャンで続けるコツである。と、秘かにオカルトっぽく信じていた。後日、この機種の特性からして、当然のこととわかり、花満開を打つ者の常識であると知って、ちょっぴり安堵し、かつ、ちょっぴり悔しかった（笑）